フォルクローレの魅力
Folkloreは南米アンデス地方の”民族”音楽ではなく、”民俗”音楽です。
”民俗”音楽は大衆の音楽。人々がアンデスに散らばる様々な部族の踊り・リズム・楽器・歌をかき集め、それらを西洋音楽と融合させたものがフォルクローレです。
ですからその多様性こそがフォルクローレの一番の特徴だといえます。
この多様性は大きく二つの軸に分けて考える事ができます。場所と時代です。
アンデスの山間からアマゾンの流域まで標高差6000m以上、南北の緯度差約40度の広大な土地に様々な国、地方、村、があり、それぞれが独特の文化を持っています。
また、インカ文明が栄えていた時代から、スペイン植民地、独立、社会主義革命、近代化と壮絶な歴史を持つアンデスは、音楽も時代に合わせて変化してきました。
これらの場所と時代とが複雑に絡み合ってフォルクローレはできています。
私たちの演奏をお聞きいただく時、場所は高地なのか低地なのか、民族的なのか西洋的なのか、革命の曲なのか恋の曲なのか、といったことを考えていただくとフォルクローレがもっと楽しくなると思います。
フォルクローレの奥深さを感じていただけましたか?機会があれば是非演奏会でお会いしましょう。
楽器
フォルクローレでは見慣れない楽器をたくさん使います。
サークル員も見ること自体初めての楽器がほとんどなので最初の練習に苦労します。
曲によって使う楽器も様々ですが、代表的な楽器をまとめましたので、ぜひご覧ください。
⇒楽器紹介
リズム
フォルクローレの特徴はその多様性だと書きましたが、それをもっともよく表しているのがリズムです。
リズムの種類は覚えきれないほどあり、それぞれに異なった起源と特徴があります。
フォルクローレの曲はこれらのリズムに沿って作られ、その多くは踊りと密接に関係しています。
サークルでもよく演奏される代表的なリズムをまとめましたので、ぜひご覧ください。
⇒リズム紹介